
去年の秋、京都の琵琶湖疏水船に乗る機会がありました。
琵琶湖疏水とは、
琵琶湖から京都まで水を引いたその水路の事です。
この琵琶湖疏水については、面白いお話が
ありますが、それはまたの機会に
ブログで、ご披露したいと思います。
琵琶湖から京都まで、疏水船から水路際の風景を眺めを
楽しみました。
そこで、優しい風と共に、綿あめのような、
砂糖を焦がしたような、甘い香りがしました。
その香りの正体は、カツラの木から、
ということで、大変驚きました。
カツラの木は公園や河辺などに良く植えられていて、
私にとって、珍しい木ではありませんが、
あの甘い香りは初めてでした。
カツラの木は、その葉の形がとても愛らしいことで知られています。
丸みを帯びたハート型の葉が特徴的で、
春から夏にかけては爽やかな緑色をしています。
秋になると鮮やかな黄色へと変わります。
人気のある木ですが、
大変大きくなる木でもあります。
ですので、庭に植える時は注意が必要です。
環境が合っていて、
元気に美しく、カツラらしく育っているところでのみ
あの甘い香りを発するのかもしれません。
木も植物も、人間と同じく、
環境が大切です。

横浜市青葉区
ガーデンコンサルタント
ガーデンデザイン
オーガニックでデザインされた庭造り