私はPaul Mccartneyの大ファンである。
10代からずっーと、どうしようもなく、
Paulが好きである。
Paul大好き話は、
またいつかするとして、
今回は去年公開となった
Beatlesの最後の新曲と言われる
”Now and Then”について、
書きたいと思います。
このNow and Thenは故John Lennonの曲で、
Paulが作り直して、発表しました。
元々のJohnの曲は、
ちょっと重たい、もの悲しい曲でした。
しかし、今回の曲は、
切なく、メランコリーな音調でありながら、
クスッという温かい微笑みすら感じる、
そんな曲に仕上がっていました。
評論家や、Beatlesファンの一部は、
この曲を酷評しています。
そのひとつは、Johnの曲を全部使ったのではなく、
Bメロと言われる部分をカットしてしまったから
ということです。
人それぞれ、いろんな考え方があっていいと思いますが、
私はむしろ、このPaulの思い切ったやり方に
とても感銘を受けたのです。
JohnのBメロをカットするのは、勇気がいることだったでしょう。
私は、Bメロをカットしたから、
メランコリーでありながら
軽快な曲調に仕上がったのかと思っています。
庭のデザインもそうです。
人間、隙間があると色々と埋めたくなるものです。
足す方が簡単なのです。
ある作庭家の方が、
「間」のある空間を作ることの
大切さを仰っていました。
削ぎ取ることの方が
難しいと思います。
絶妙な「間」こそ一流のデザインであり、
勇気が要ります。
好きなものをたくさん並べても、
全体として素敵でなくなってしまうということは、
良くあることです。
じっくりと考え、
勇気をもって、デザインしていきたいと思います。
Paulの思い切った決断に
勇気をもらった私です。
本物は色あせない。
Now and Then”I miss you”に泣きました。
