庭が知らせてくれたもの

横浜市青葉区 庭 ガーデンデザイン ガーデニング

亡き母が遺してくれた茶器のセット。
どういうものなのか、きちんと聞く機会を逃してしまい、
少し不思議な思いを抱えたままでした。

ある庭を訪れて、
とても琴線に触れました。
周りを囲む緑と、起伏のある庭の景色と水音に
何となく懐かしさも感じました。

そこは煎茶の庭と言うそうで、
庭から続く遠くの山を眺めて、
心地よい、水のせせらぎを聞きながら、
お茶を飲むという、
それが煎茶の庭。
自由に、外の風を感じながら飲むお茶という。
煎茶文化は特に瀬戸内海沿岸で
栄えたとか。

また、この庭を造った山縣有朋は
故郷を思い、
自然に野に生える季節の花を大切にして、
敢えて芝生に生える草花を大切にしたとか。
何と大らかであろうか。
そして、もう一つ大変感銘を受けたのは、
留学先のイギリスの庭の影響もうけているという。
確かに緩やかに起伏のある流れる庭は、
イギリスの田園風景を思わせたりもする。

私にとってはノスタルジーを感じる母の故郷の
山口と、大好きなイギリスが、程よいコントラストを
織りなす風景です。

横浜市青葉区 庭 ガーデンデザイン ガーデニング

琴線に触れる煎茶の庭が、
母の遺してくれた
茶器は、煎茶道の茶器であったということを
知らせてくれました。

育てながらの庭造り
横浜市青葉区 ガーデンコンサルタント One Seed ワンシード

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