本物の芸術に触れる

子供を育てていた時、
ある方に、「子供であっても芸術品は、一流を見せなさい」と、
言われたことがあります。


山口県萩にある明倫館小学校の旧校舎です。
吉田松陰も教鞭をとり、
多くの幕末の志士を輩出した学校です。
私の従兄弟たちもこの小学校で学び、
2017年まで旧校舎が使われていたというから、
驚きです。
現在は「萩・明倫学舎」として観光の拠点とも
なっています。

美しい木造建築に、
素晴らしい、丁寧に造られた、
日本庭園がそれぞれの校舎にありました。



私が大好きな京都の無鄰菴は
萩出身の山縣有朋の作庭によります。
山縣有朋は、政治家です。

日本の庭は、古来から数多くの貴族、武将が、
また明治時代以降は政治家や財界人も
素晴らしい庭を沢山つくっています。

どうして庭造りを専門としていない人が
素晴らしい庭を作庭できるのか、、と
私は疑問に感じていました。

この萩の明倫館の旧校舎を見て、
彼らは特別に専門の勉強せずとも、
このような環境の中で、自然と感性が研ぎ澄まされていったのでは、
と感じました。



私はJALで26年間乗務員をしていた時、
ステイした街で、世界中の美術館等に、沢山訪れることが
できたのは貴重な機会でした。
また、小さい頃、祖母の家にあった華美でなくとも
古いものや、
しつらえ等に触れていたことも
今思うと、感謝なことでした。

庭のみならず、美しいもの、独創的なもの、
本物に触れること。
幼い子どもの時から、まだわからなくとも
そのような空間に身を置くこと。
それが感性を育むのではないかと、
萩の明倫館旧校舎を見て思わされました。

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京都無鄰菴
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