自然の摂理に合わせた美しさ

春の木漏れ日の中をまっすぐに伸びたハードウッドの木道。木道に映る木々の新緑の陰。
両脇の柔らかな緑が美しい。

よく目を凝らすと両脇の緑の草は、何とスギナ。
強靭で、根が抜けなくて、庭に生えると厄介な雑草。
除草剤を使ってなんとか、駆除しているということの多い雑草かと思います。

この除草剤の多用は本当に心が痛い。
大地を汚している気がしてならない。
ホームセンターで大量に陳列されているのを見るといたたまれない。
除草剤とセットで、よく育てられるのが、遺伝子組み換えの植物。
人間の都合で、自然を操ることに、庭仕事をしている身としては、心が穏やかでいられなくなる。

なのに、この素敵な庭空間は、そのスギナをうまく利用している。
つまり、その土地に合った自然中心の庭作りをしている。
私たちが必死に管理しなくても、その地の持つ力を生かしての庭作り。

スギナって、こんなにそよそよしていて、きれいなんだと感動した。
この庭を造った方の心の温かさと大らかさが伝わって来ました。

もうすぐ菖蒲が見頃となるようです。

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