春の雑草タンポポの思い出

このところ、タンポポの綿毛の原っぱを
見かけなくなりました。
最近の子どもたちは、こんな原っぱに
腰を下ろして、
時間を忘れて遊ぶことはあるのでしょうか。
タンポポの綿毛にふぅっと息を吹きかけて、
飛ばしたことはあるのでしょうか。

私の庭仕事の原点は
原っぱでの心地よさであったように
思います。

また、私がイギリスが好きなのは、
イングリッシュガーデンというよりも、
美しい田園風景の中、
foot pathと呼ばれる散策路を
自由に歩けることにあります。
つまり、草原の中のメドウガーデンを
歩けることが、イギリスが好きという
理由の一つです。

最近は日本でも、
自然の地形や元々の地の植栽を生かして
ランドスケープとしてデザインされた
公園が増えてきて、嬉しく思います。

今が最盛期の雑草といえば、
スギナ、オオイヌノフグリ、
ハコベ、ナズナなど。
手ごわい雑草でありつつも、
楽しかった遠い記憶がよみがえります。

考えたら、原っぱやメドウガーデンって、
雑草の集まりなんですね。

そう思うとホームセンターで売っている
除草剤で、枯らして除去というのは
どうもしっくりこないのが
本音です。