自生のホオノキとの出会いと庭造り ガーデンデザイン

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もう20年以上前の事、母と飛騨高山に行ってホウバ味噌を食べた時、
そのお皿に使っていたホウバの大きさに驚きました。
そして、飛騨の山でホオノキを見ました。
大らかで、葉が花の様で、陽の光が透けて見える様子が
印象的でした。
山の木というイメージがありました。

 

最近地元横浜市青葉区の植生を調べていますが、
どうやらこの辺りにも
ホオノキがあったという文献があり驚きました。

 

数か月前、私が尊敬するランドスケープデザイナーの方が設計した
お庭を見学する機会をいただきました。
すると、そこにはシンボルツリーとして、
なんとホオノキの株立ちがありました。
とても大らかで、美しく、その立ち姿に釘付けになりました。

お庭を設計された先生は、
地元の植生を調べて、庭に使う木を選定されます。

捜していると導かれるものです。
ある方と出会い、
自生のホオノキ生えてるところ知っていますよ、
と言われて連れて行ってもらいました。
それは、私が車でよく前を通っている、緑地の中に、
ありました。庭デザイン ガーデンデザイン 庭相談 定期管理よく残っていてくれたなーと、
感動しました。

宅地化された中に
里山の風景が保存地区として残されている
青葉区寺家町。
もしかしたら、ここにもホオノキが、、
と探しに出かけました。
すると、一本
ホオノキの大らかな葉を発見しました。

自生のホオノキ。
それはまるで、長年、消息を探していた旧友に
出会ったような感じでした。

40-50年前に宅地化されていった横浜市青葉区
の住宅街に住む私たちは、
この大地を借りているのだな、と思わされました。

肥料を施されたり、消毒や、除草などされなくとも、
自然の恵みの中で育んできたいのち。
開発を免れ、その場にたたずみ、時代を見つめてきた木。

できるだけ環境に合った本来の植生を使って、
庭をデザインしていけたらと
思わされています。

ひいては地域の環境を守り、
生態系を守り、
そして、デザインすることによって、
住む人に癒しを与える、心地よい庭空間になるように。

そんな次世代にも続く
環境を考えた庭造りをしていきたいと
ホオノキを見て思いました。

 

 

育てながらの庭造り
サスティナブルガーデン
横浜市青葉区美しが丘 One Seed